連結会計は近年重要性を増していますが、IFRS時代にはさらに求められる機能となります。IFRS対応でいま何をすべきかが議論されていますが、連結から手を付ける所が多いです。何故なら、連結処理は企業の最終数字を確定するところであり且つ子会社のデータを集約する機能を持つからです。

連結決算業務の課題は?

 
連結の決算業務は多岐にわたっていますが、一番時間のかかる作業は「子会社の連結情報の収集」である事は周知のことです。その為システム化をする場合でも単に連結システムを導入するだけでは改善にはなりません。
 
連結をシステム化する場合は、まず連結業務の整理整備を行ってTO-BE(あるべき姿)を策定した上で導入する事が必要です。この作業を怠ってうまく行かなかったプロジェクトはいくつもあります。プロジェクトを推進するため、システムを選定するための考え方はここからご覧下さい。

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連結会計システム選定の考え方

 
連結会計のシステムを選定する場合は、使い方により機能が異なります。それぞれシステムの特徴があるのでそれに併せて検討して行く必要があります。ここでは代表的な連結会計システムと言いますか、私が関与したクライアントでいつも話に出てくる連結会計システムに関してコメントして行きます。
 
HyperionBusiness OBJECTは歴史も古く世界中で使われて居ます。両者とも機能的には遜色ないものと言えます。作り込む場合はHFMが比較的柔軟かと思われますが、それだけ逆に使いこなすだけのスキルが必要になるとも言えます。グローバル企業で且つBIとして利用する場合はこれらの選択はあると思われます。但し導入コストは千万円を越えるので、プロジェクトがきちんと編成でき、且つ前段で話した業務整理をしてから導入しないと難しいと言えます。
 
一方では日本製で実績があるものがSTRAVISDIVA
かと思われます。ストラビスはこれを開発する前Hyperionを導入していた電通国際が開発したもの(ベースは旧デロイトトーマツ(現アビームコンサルティング)で開発して展開していたFalconです)、日本企業が(システム的には特に特徴とは思われないが)使いやすい機能が追加されています。ディーバも国内実績は多く使っている企業も相当数になります。これらは導入コストが前者に比べれば比較的安価と言う事はできます。ただ上記のHyperionやBusiness OBJECTに比べて機能は少なくやや固定的な仕様と言えるかもしれません。消去の自動仕訳などの自由度は検討する必要があります。もっともこのシステムに合わせて業務を改善すると言う意味では標準化はしやすいとも言えます。SUPER COMPACT Pathfinderは富士通が開発したもので比較的軽いシステムです。富士通のERPとの連携なども想定されており富士通ユーザーの利便性は高いと思われます。

 
各システムともWebが利用できグローバル展開していても海外から子会社情報をシステムにダイレクトに投入する事ができる。しかしこれだけ導入しても親会社の連結作業は効率化できると思われるが子会社からの連結情報投入が早くなるわけでもない。また上記には管理連結やBI(Business Intelligence)が得意な海外二大システムには値段だけの事はあるので十分な吟味が必要になります。


連結子会社のデータ収集方法比較

 

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子会社からのデータ収集は連結決算早期化の要にもなります。体表的な方法を表にしてみました。単独でこれらの方法を使って居られる企業もありますし、これらを組み合わせて使われている所もあります。特に子会社が数社の場合、もしくは数百社ある場合はEXCELでの収集が多くなっています。ERP展開されている企業でも資本関係から当然システムを入れられない場合がありますので、単独ではなく組み合わせています。しかし効率よく作業されている企業では、勘定科目体系、その他コード体系を統一されているケースが多いことも事実です。

 
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連結のIFRS対応はできていますか?

 
本当に子会社でIFRS対応の連結会計処理ができるか?特に海外シフトしている製造業などでは、この課題にどう対応するかが大きな問題になっています。
 
連結会計を処理する方法はいくつもありますが、IFRSで子会社の負荷が高まることが想定される事からシステム化の重要性が増しています。子会社が少ない所でも、子会社の財務担当者のスキルレベルを上げたり教育をするためには相当な時間とコストと根気が必要になります。
 


会計システムとの連携は!

 
会計システム(実際はその他システムも必要)とのデータ連携には以下の方法があります
1.子会社データから手作業で連結データを作成する方法と、
2.スプレッドシートなどを利用してデータを一次加工する方法と、
3.子会社システムとの連携を取る方法などがありますが、
一番確実で時間を短縮できるのは、3の方法です。
 
データ連係は、連単一致システムであるERPを使うのがもっとも望ましい方法ではありますが、対応が難しい場合は、BI(Business Intelligence)というデータ収集システムやインターフェース・ユーティリティーを使って収集する方法もあります。
 
私どもは皆様と一緒に環境作りを致します。

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