連結の自動化が始まっています

 

■ 自動連結の仕組みは?

正直驚きます。機会があればデモをご覧下さい。これは別コーナーでご紹介したBTrex連結会計の機能になります。勘定奉行を子会社に導入した場合、完全に自動で連結する事が可能になります。またBtrex連結会計から勘定奉行を立ち上げる事ができますから、子会社の内容を親会社が明細まで確認する事が可能になります。
 

(株式会社ビジネストラスト様資料より抜粋)
 

■ 自動連結で正確に決算短期化を実現

すべての制度連結財務情報が一気に収集連結できますので、子会社が連結業務の為に特別な処理をする事がなくなります。注記事項等非財務データの作成に限定されますから大幅に連結業務の時間短縮が可能になります。結果として決算早期化が実現されます。
 

■ 子会社システムはそのまま利用する場合

子会社システムを統一する事が一番良い方法ではありますが、海外含めた対応になりますと難しいものがあります。海外では税制対応の為、現地ソフトを利用する事も多いからです。図の例にあります「用友」などは中国では最も多く使われている会計システムです。これらを活かして取り込む機能が図のような機能です。
 
(株式会社ビジネストラスト様資料より抜粋)
 

あらかじめ各システムのマスター構造を組替用に設定する必要がありますが、これだけですべてのデータを連結準備用として勘定奉行のデータにする事も、ダイレクトに連結データにする事も可能です。前者の場合、各社の内容を明細にまで遡及する事が可能ですから「勘定奉行」を使った子会社のデータ収集に似た事を親会社で実施する事ができます。これはかなり画期的な機能と言えます。

 

 


連結の自動化をどう始めるか!

 

■ 子会社の会計システムを統一する

子会社システムの統一を実現されている会社に「鈴与」「昭和シェル石油」「TOTO」など多くの日本を代表する企業があります。これらの企業が使っておられるシステムが「 勘定奉行V ERP 」です。これ以外にも他社ERPなどを利用して統一している企業もありますが、実際に統一は進んでいないのが現実です。その理由はいくつもありますが、大きな要因としてコストがあります。
 
導入を低価格で且つ短期間で実施する為には、価格帯の低いパッケージから選定する事になります。且つカスタマイズが少ない構造(機能)である事も選定基準でしょう。鈴与様事例でもありますが、海外向けERPは高額で多くの子会社に展開するにはカスタマイズなどもあって難しいのが現実です。このような視点からは子会社導入で選定されるパッケージは限られてくるでしょう。
勘定奉行のERP範囲は、会計・人事労務・販売管理・固定資産管理の4つのサブシステムから構成されていますが、製造業でも生産管理などとの連携を取れば統一された処理が可能となります。
 

■ なぜ統一できるのか?

これらの企業では、トップダウンの意思が明確で統一する事のメリットが明確化している傾向があります。経営トップが率先して推進する姿勢を子会社に示す事が大切です。またその意思をついで実施する体制も重要です。情報システム部と経理部だけでなく経営企画部も参加した体制で実施する事が必要です。
 
では「会計システムを統一すると何が嬉しいのでしょうか?

① 同じ目線で子会社を比較する事ができます(管理目的)
② 伝票にまで遡及する事が可能になります(処理の修正)
③ 各種取引を恣意性のない判断で自動計上が行われます(処理の統一)
④ 会社間取引での相殺処理も簡単になります(明細レベルの消去)
 
⑤ 担当者が入れ変わっても他子会社に出向しても同じ操作性が保たれます(運用維持)
⑥ 操作や処理が同じであることから、教育コストも削減されます(運用維持)
⑦ 制度変更の対応も一度で対応できる(法制度対応短縮)
⑧ その他

 
これらを実現する為には、統一した時の効果とそのデータの活用、時短で生み出した時間やコストの利用方法をあらかじめ計画する必要があります。計画なく導入されたシステムは単なるインフラとして位置付けられ、何年も同じ状態で使われています。経理部における会計システムが何十年も使われている事は珍しくありません。私が関与するプロジェクトでは必ずこのポイント(システム化の基本構想)を明確にする事を推奨しています

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